自分のサイトが突然攻撃され、大切なデータや情報が失われることがあるなんて恐ろしい。ワードプレスってセキュリティ面が弱いんでしょ?
こんな疑問におこたえします。
こんにちはろにぃです。サイト制作を始めてから10年
・月収100万円のサイトを作成、運営
・クライアントのサイトの作成、編集、管理
・SEO相談
などの経験を活かして、サイト制作やSEOについて情報発信をしております。
ワードプレスはセキュリティに弱いという噂をきいて、ワードプレスサイトの制作を躊躇していませんか?
実際ワードプレスは攻撃者にとって格好の標的です。対策を怠れば被害を受ける可能性は十分にあります。
本記事では、ワードプレスのセキュリティ対策について、誰でも簡単に理解、実行できるように解説します。
- 簡単なアップデート方法
- 強力なパスワード設定方法
- 信頼できるプラグインの選び方
など、初心者でもできる具体的な対策をステップ式に紹介します。
また、万が一に備えたバックアップ方法や、セキュリティに関する最新情報の入手方法も解説しますのでぜひ参考にしてください。
きっと最後まで読んで頂ければ、ワードプレスが危険なものではないと感じ、安心してワードプレスサイトの制作、運営に取り掛かってもらえるようになります。
ぜひ最後までお付き合いください!
ワードプレスが抱えるセキュリティ上の問題
ワードプレスサイトを運営にするにあたって、セキュリティに問題があるなんて聞くと不安になりますよね?
隠さず正直にお伝えすると、実際ワードプレスサイトの被害件数は多数あるのが事実です。
しかし、それは当然の結果であり、ワードプレスは世界中のwebサイトの43.3%が使用しているサービス。
順位 | CMSの種類 | Webサイト全体のシェア | CMSのシェア |
---|---|---|---|
1位 | WordPress | 43.3% | 65.1% |
2位 | Shopify | 4.4% | 6.7% |
3位 | Wix | 2.0% | 3.0% |
4位 | Squarespace | 1.8% | 2.7% |
5位 | Joomla | 1.7% | 2.5% |
6位 | Drupal | 1.3% | 2.0% |
7位 | Adobe Systems | 1.0% | 1.5% |
8位 | Google Systems | 1.0% | 1.5% |
9位 | Bitrix | 0.9% | 1.3% |
10位 | OpenCart | 0.6% | 0.9% |
日本語のWebサイトCMSで限定したら83.7%のシェア率をもつのがワードプレス。
対象件数が多いからトラブルの報告が多いのも当たり前なんです。攻撃する側から見れば、シェア率NO.1のシステムを狙うのが最も効率的ですよね。
そんなワードプレスのセキュリティ上の問題点について掘り下げてみましょう。
ワードプレスサイトを狙う脅威
ワードプレスサイトを狙った攻撃は以前から絶えません。攻撃の種類は様々ですが、主に以下のような被害があげられます。
- データの改ざん
- 情報の窃取
- サイトの乗っ取り
- サービスの停止
これらの被害は、個人情報漏洩や経済的損失など、深刻な影響を与える可能性があります。
攻撃者は、ワードプレスのプログラム上の欠陥を悪用してサイトに侵入します。
ワードプレスはオープンソースソフトウェアであり、常に新しい機能が追加されているため、脆弱性が発見されることもあるんです。
その弱点を狙って仕掛けてくるというわけです。
ワードプレスセキュリティ対策の重要性
ワードプレスサイトを安全に運用するためには、セキュリティ対策が不可欠。
セキュリティ対策は、攻撃からサイトを守るだけでなく、以下のメリットもあります。
- 信頼性とユーザー獲得
- ビジネスへの影響
1.信頼性とユーザー獲得
セキュリティ対策をしっかりと行うことで、サイトの安全性が高まり、ユーザーからの信頼を得ることができます。
危険な状態のサイトは利用すれば個人情報を抜かれる可能性もある。セキュリティ対策もロクにしてないサイトを利用したくないですよね?
対策を万全にしておくことで、顧客維持や新規顧客獲得につながるというわけです。
2.ビジネスへの影響
サイトが攻撃を受けた場合、ビジネス上大きな影響を与える可能性があります。
例えば、
- サービス停止による売上減少
- 顧客情報漏洩によるサイトイメージの悪化
など、ゾッとするような悪影響ばかりですよね。
だからこそセキュリティ対策は万全にしておくべき。しっかりと管理されたサイトは、それだけで信頼に繋がるんです。
ワードプレスのセキュリティ問題への具体的な対策
ワードプレスサイトのセキュリティ対策として行うべき具体的な方法を紹介していきます。
ワードプレスのセキュリティ対策〜基本編〜
- 最新版へのアップデート
- パスワード設定
- ログイン対策
- 定期的なバックアップ
1.最新版へのアップデート
ワードプレス本体、テーマ、プラグインは常に最新バージョンにアップデートしましょう。脆弱性が発見された場合、アップデートで修正されます。
ワードプレスのアップデートは自動更新できるものもあるので、管理の手間を省きたい方は設定しておきましょう。
2.パスワード設定
パスワードは推測されにくい複雑なものに設定しましょう。また、
- 他のサイトと使い回しをしない
- 同じパスワードを長期間使い続けない
以上の点に注意しましょう。
ワードプレスのパスワード変更は以下の通り
これでパスワード設定ができます。自動で複雑なパスワードを設定することも可能。
パスワード管理は重要なので、ぼくは最低月1回は変更し、
- パスワード管理アプリに記録
- ブラウザに保存
をするようにしています。
3.ログイン対策
ログインの仕方を複雑にすることで他者がログインできないよう対策を行いましょう。
方法は、
- ログインURLの変更
- 2段階認証の導入
などプラグインを使って設定します。
プラグインについては、後ほど紹介します。
4.定期的なバックアップ
万が一サイトが攻撃を受けた場合に備えて、定期的にバックアップを取っておきましょう。
バックアップの取り方は、
- レンタルサーバーのサービスを利用する
- プラグインを利用する
2つの方法がありますが、レンタルサーバーのサービスを利用するのがおすすめ。
エックスサーバーなら自動で毎日バックアップデータしてくれるので、何もする必要がないんです。
毎日手動でバックアップするなんて、絶対忘れたりサボったりすることになるので、ぼくには自動バックアップはなくてはならないサービスです。
▶︎ 【初心者向け】エックスサーバーの無料期間を利用する方法完全ガイド
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日本で最も使われているレンタルサーバー
ワードプレスのセキュリティ対策〜強化編〜
- テーマ選び
- ファイヤウォール設定
- アクセス制限
- セキュリティ対策プラグイン
1.テーマ選び
信頼できるテーマのみをインストールしましょう。無料で使えるものもありますが、中には更新が数年前で止まっていることもあります。
最新のワードプレスバージョンに対応していないと、セキュリティ上問題があったり、正常に作動しないことがある。
インストール前にレビューや評価を確認し、最新バージョンであることを確認してください。
▶︎ 【最新】人気WordPressテーマおすすめランキング
2.ファイアウォール設定
ファイアウォールを導入することで、不正なアクセスからサイトを保護します。
ファイヤウォールの設定はレンタルサーバーで行います。エックスサーバーの場合は以下の通り
3.アクセス制限
特定のIPアドレスからのアクセスを制限したり、特定のユーザーのみがアクセスできるように設定するなど、アクセス制限を行うことができます。
アクセス制限はレンタルサーバーから設定します。エックスサーバーの場合は以下の通り
短時間に連続してログインを失敗した場合に24時間のアクセス制限をかけます。
コメント・トラックバックスパムが行われた場合、6時間制限します。
また国外からのコメント・トラックバックの制限も行います。
4.セキュリティ対策プラグイン
セキュリティ対策プラグインを導入することで、脆弱性診断や自動ログイン防御など、様々な対策を行うことができます。
- SiteGuard WP Plugin
- Two-Factor
あたりは必ず入れておきたいプラグインです。ワードプレスサイトに導入をおすすめするプラグインについては以下の記事で詳しく紹介しています。
▶︎ 【SWELL使い必見】ワードプレスプラグインおすすめ10選
ワードプレスセキュリティ対策最新情報の収集方法
次から次に悪質な攻撃が生まれる中、サイト管理者として最新のセキュリティ情報を知っておくべきです。
情報収集先として、以下の方法をおすすめします。
1.ワードプレス公式サイト
ワードプレスの 最新脆弱性情報やセキュリティ対策に関する情報が公開されています。
▶︎ ワードプレス公式サイト
2.セキュリティ情報サイト
セキュリティに関するニュースや情報が提供されているサイトがあります。
例えば、
世の中のサイトが今、どんな脅威に晒されているのか知るのに最適です。
3.セキュリティ関連ブログ
セキュリティ専門家がワードプレスのセキュリティについてブログで発信をしています。
最新の脅威や対策方法を知ることができるので時々参考にさせてもらっています。
まとめ
今回はワードプレスサイトのセキュリティについて解説してきました。
ワードプレスはセキュリティに弱いんでしょ?
なんて聞くと不安になりますが、被害にあうサイトほどびっくりするくらい無防備。なにも対策をしていなかったりするんですよね。
今回紹介した対策をするだけでも、グンッとリスクを下げることができます。
- 初期段階でのセキュリティ設定
- 最新状態へのアップデート
- 情報収集の習慣化
この3つを基本として大事なサイトを守りましょう。
またもしもの時のため、どのレンタルサーバーと契約するのかはとても重要です。レンタルサーバーによって緊急時に迅速に対応してくれるサービスもあります。
ぼくが以前、第三者の攻撃を受けた際、エックスサーバーの対応に助けられ、大事に至ることなく処理できました。
レンタルサーバーは、
- 価格
- 速度
だけでなく、
- セキュリティ
- 緊急時の対応
もよくみて選ぶべきですね!
▶︎ 【初心者向け】WordPress用レンタルサーバーおすすめランキング
その他サイト運営をする上で知っておくべきリスクはこちら↓
▶︎ 【ネガティブSEO】アクセス激減!あなたのホームページは大丈夫?
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