ホームページの料金表示が2つあると、お客さんは予約の前で迷う
ホームページの料金表示が同じページで2つに分かれていた整体院の1件を、どこに何があったか、なぜ気づけないか、「円」のページ内検索で探して1つにそろえる手順まで掘り下げました。

肩がつらくて、近くの整体院を探している。
地図アプリから、ある院のホームページを開く。
口コミを読みながら、指で画面を送っていく。
初回の料金が目に入って、ここにしようかなと思う。
そのまま下まで読んで、予約ボタンの上を見ると、さっきと違う金額が書いてある。
どっちなんだろう?
電話で聞くほどでもなくて、ひとつ前の画面に戻る。
自分のホームページに料金が何か所書いてあるか、すぐに言えますか?
この記事は、お店や教室のホームページを自分で運営している方に向けて書きました。
ホームページの料金表示が、同じページの中で2つに分かれていた整体院の1件を掘り下げます。
どこに何が書いてあったか、なぜ気づけないのか、どこを開いて何をそろえるかまで見ていきましょう。
同じページの上と下に、初回の料金が2つあった

ある整体院のホームページ。
トップページには、Googleの口コミが症状ごとに並んでいる。
電話とLINEの予約ボタンには、受付の時間まで添えてある。
丁寧に作られたページなんです。
スマホの幅でトップを開き、上から5画面ほど送ると、お客様の声のすぐ下に初回の料金の枠。
問診・検査・説明・全身の整体まで入った初回のメニューに、金額が1つ。
そこから20画面ほど送った、ページのいちばん下の予約の枠。
同じ中身の初回のメニューに、もう1つの金額。
先頭の数字だけが違う、2つの金額だったんです。
下の枠には「WEB限定」の言葉と、1日に受ける人数の上限が添えてあった。
どちらの枠にも、電話とLINEの予約ボタンがある。
どちらが今の料金なのかは、ページを見ただけでは分からない。
同じサイトでは、定休日もトップと料金のページで違う書き方になっていました。
お客さんは、どちらの料金か聞く前に閉じる

料金が2つあると、お客さんの中に小さな問いが1つ生まれる。
「自分は、どっちの金額で受けられるんだろう」
この問いを解く方法は、電話かLINEで聞くことくらい。
でも、まだ一度も行ったことのない院に、料金のことだけで電話をかける。
そこまでする人は、たぶん多くないんです。
高いほうなら、損をする気がする。
安いほうなら、何か条件がありそうに見える。
お客さんは怒って帰るわけではない。
静かに、隣の院のページを開いて比べ始めるだけ。
検索で上位に出てくる記事も、料金表を載せること、追加料金の有無まで書くことをすすめている。
ただ、載せた料金が2つに分かれてしまったときの話は、ほとんど出てこない。
ぼくは最近、64件のホームページを、スマホで1件ずつ見てきました。
定休日・営業時間・電話番号・料金のように、同じお店の情報が2通り書かれていたのは5件もあったんです。
2つの料金が、20画面離れているから気づけない

なぜ、こうなるのか。
この院で原因まで確かめたわけではありません。
ただ、料金が2つになるときに考えられる流れは、次の3つ。
- キャンペーンを始めたときに、新しい枠だけを足した
- 料金を変えたときに、目に入った1か所だけを直した
- 制作会社が作った枠と、あとから自分で足した枠が別にある
どれも、さぼったわけではない。
直した側の枠は、ちゃんと直っている。
困るのは、もう1つの枠が20画面も下にあること。
このサイトはWordPress。
編集画面ではブロックを1つずつ直していくので、上の枠を直しながら20画面下の枠を見比べる場面は、まずない。
お店の人がいちばん見ない場所が、お客さんが予約の直前に読む場所なんです。
予約ボタンを押しても進まない、というもう1つの止まり方は「予約ボタンを最後に自分で押したのはいつですか」に書きました。
ホームページの料金表示は、「円」で探して1つにそろえる

ここからは、自分のサイトで探して直す手順。
目で読み直すより、文字で探すほうが漏れにくい。
1. スマホで「円」をページ内検索する
自分のホームページのトップを、スマホで開く。
iPhoneのSafariなら、共有のボタン(四角に上向きの矢印)から「ページを検索」。
AndroidのChromeなら、右上の「︙」から「ページ内検索」。
画面の名前は、OSやアプリのバージョンで変わることがあります。
検索の欄に「円」と打つ。
見つかった数が出て、矢印で1件ずつ飛べる。
料金のページ、予約のページ、よくある質問のページでも、同じことをする。
2. 「どこ・メニュー名・金額」を1行ずつ書き出す
出てきた金額を、メモに書き出す。
書き方は1件1行。
- トップ・上から5画面目・初回・〇〇円
- トップ・上から20画面目・初回・〇〇円
- 料金のページ・いちばん上・初回・〇〇円
同じメニュー名に2つの金額が並んだら、そこが食い違い。
画像の中に書いた料金は、ページ内検索では出てこない。
料金表を画像で載せているページは、目で見て書き足してくださいね。
3. 今の金額を1つ決めて、残りを全部そろえる
書き出した行を見て、今の料金を1つに決める。
WordPressなら、管理画面の「固定ページ」の一覧から、そのページの「編集」を開く。
メモの行の順に、上から金額を直していく。
直したら、もう一度スマホで「円」を検索する。
メモの行が全部同じ金額になっていれば、そろっています。
料金は、ホームページの外にも書いてある。
Googleのお店の情報や予約サイトのメニューも、同じメモに並べておくと漏れにくい。
2つの料金を、わざと出しているとき
ネットから予約した人だけの料金など、2つの料金に理由があることもある。
そのときは、2つを同じ枠に並べて、違いを1行で書く。
> 初回 〇〇円(ネット予約の方は〇〇円・1日〇名まで)
離れた場所に別々に置くと、条件の違いは伝わらず、金額の違いだけが伝わる。
条件を書いたつもりでも、お客さんが最初に見るのは数字なんです。
料金のほかにも、予約の手前でお客さんが止まりやすい場所を、自分で確かめられる形にまとめました。
無料のチェックリストは、こちらから受け取れます。


