美容室にホームページはいらない?予約の案内が2つある落とし穴
ホットペッパーがあれば美容室にホームページはいらない?1件の美容室で、同じトップに予約の方法が2通り書かれていた実例から、迷わせる理由と、直す場所の探し方を書きました。

ホットペッパーで見つけた美容室。
口コミも写真もよさそうで、お店の雰囲気をもう少し知りたくなって、ホームページも開いてみる。
アクセスの欄には、電話・メール・フォームで希望の日時を、という案内。
少し下のよくある質問には、予約はホットペッパーだけ、という注意書き。
親指が、画面の上で止まる。
電話していいのか、ホットペッパーに戻るのか。
自分のお店のホームページ、予約の案内はどのページでも同じになっていますか?
この記事は、美容室やサロンを運営していて「ホットペッパーがあるなら、ホームページはいらないのでは」と迷っている方に向けて書きました。
ぼくはこの1か月ほどで98件、お店や教室のホームページをスマホで開いて、予約の手前まで押してきました。
今回は、その中の美容室の1件だけを掘り下げます。
何が見えていたか、なぜそうなるのか、どこを開いて何を直すかまで。
最後に、美容室にホームページはいらないのか、ぼくの答えも書きます。
予約の方法が、同じトップページに2通り

ある美容室のホームページ。
トップページを下へ送っていくと、アクセスの欄がある。
そこには、完全予約制なので電話・メール・フォームで希望の日時を知らせてほしい、という案内。
さらに下の、よくある質問の欄。
こちらには、予約はホットペッパーだけなので注意してほしい、と書いてある。
同じトップページの中で、予約の方法が2通りになっていたんです。
アクセスのページと、よくある質問のページにも、それぞれ同じ文がそのまま載っていました。
ページを移っても、食い違いは消えない。
画面の右下には、両方のボタン
スマホで下へ送ると、画面の右下にボタンが出てくる。
「お問い合わせ」と「Hot Pepper予約」が、並んで固定されている。
ボタンまで、2つの道を両方さしているんです。
お店は、ちゃんと営業している
誤解のないように書いておくと、このお店は今も営業しています。
ホットペッパーには、ここ数か月のうちの口コミがついていた。
一方で、ホームページの新着情報は、4年ほど前の日付が最新。
お店の今の動きはホットペッパーのほうにあって、ホームページはその前の時点で止まっている。
そんな形に見えました。
迷うのはお店ではなく、初めて予約する人

常連さんなら、いつもの方法で予約するだけ。
2通りの文があっても、気にもしないと思います。
困るのは、初めて予約しようとしている人。
- フォームで送ったら、ちゃんと受けてもらえるのか
- 電話したら、「ホットペッパーからお願いします」と言われるのか
- 書いてあることが違うなら、ほかの情報も古いのか
どれも、お店に聞けば1分で済む話。
でも初めての人は、その1分をかける前に、ほかのお店のページへ移ってしまうんですよね。
ボタンが壊れている話ではない。
書いてある文が、2つあるだけ。
それでも、「どっちが正しいの?」の1秒で手が止まる。
ここが、この型のやっかいなところなんです。
料金の表示が2つあるときも、同じことが起きます。
くわしくはホームページの料金表示が2つあると、お客さんは予約の前で迷うに書きました。
ホットペッパーを始めた日から、ホームページの文が置いていかれる

なぜ、こうなるのか。
このお店で実際に何があったかは、ぼくの記録では分かっていません。
ただ、ホームページの新着は4年ほど前で止まり、ホットペッパーの口コミは最近のもの。
この並びを見ると、よくある流れが1つ思い浮かびます。
- ホームページを作ったときは、電話・メール・フォームで予約を受けていた
- あとからホットペッパーを始めて、予約をそちらにまとめた
- 新しい注意書きをよくある質問に足したけれど、アクセスの欄の古い案内は残った
予約の受け方を変えた日に、直すべき文はホームページのあちこちに散らばっている。
トップ、アクセス、よくある質問、固定のボタン。
1か所を直しても、残りは古いまま残るんです。
予約の手前で止まる場所を、ほかにも順番に確かめたいときは、ホームページで集客できないとき 確かめる順番と任せる基準にまとめています。
美容室にホームページはいらないのか、ぼくの答え

ここで、最初の迷いに戻ります。
ホットペッパーがあれば、美容室にホームページはいらないのか。
予約を受ける場所としてなら、ホットペッパーだけで回っているお店も多いと思います。
地名と「美容室」で検索すると、ホットペッパーのページが上のほうに出てきやすい。
予約の管理も、そこで完結する。
ただ、ホットペッパーで見つけた人が、もう少し知りたくてホームページを開くこともある。
この記事の最初の場面が、まさにそれ。
だから、ぼくの答えは次の3つ。
- ホームページを置くなら、予約の案内をホットペッパーと同じにそろえる
- そろえ続ける手間が取れないなら、ページを減らして、予約の案内を1か所にする
- 古い案内が残ったままのホームページは、ないときよりお客さんを迷わせる
いる・いらないの前に、書いてあることが1つかどうか。
この1件で見えたのは、そこでした。
直す場所は、予約の文が出てくるページ全部

直すときは、正しい1文を先に決めて、それが出てくる場所を全部たどります。
1. 今の受け方を1文に決める
まず、今のお店の受け方を1文で書く。
- 予約はホットペッパーから。お電話は当日の空き確認だけ
- 予約はホットペッパーかお電話で。フォームはご質問用
こんな形でOKです。
迷ったら、この1か月の予約がどこから入ったかを数えてみてくださいね。
2. 予約の文が出てくる場所を、全部書き出す
今回の1件で、予約の案内が出ていたのは次の5か所。
- トップページのアクセスの欄
- トップページのよくある質問の欄
- アクセスのページ
- よくある質問のページ
- 画面の右下に固定のボタン
自分のサイトでも、同じ場所を順番に開いてみてください。
パソコンなら、ページを開いて「Ctrl+F」(Macは「command+F」)を押し、「予約」と打つと、その文字に色がつきます。
3. 固定のボタンも、1文に合わせる
文を直しても、ボタンが2つの道をさしていたら、迷いは残る。
予約をホットペッパーにまとめるなら、右下のボタンもホットペッパーを先に。
フォームを残すなら、ボタンの名前を「ご質問はこちら」のように、予約と分けておくと迷いにくくなります。
4. 自分で触れないときは、場所を並べて頼む
制作会社に作ってもらって、自分では触れない作りのこともある。
そのときは、2で書き出した場所をそのまま渡せば足ります。
予約の案内を「(1で決めた1文)」にそろえてください。場所は、トップのアクセスの欄・トップのよくある質問・アクセスのページ・よくある質問のページ・右下の固定ボタン
場所が全部並んでいれば、1か所だけ直し漏れる、ということも減ります。
予約の案内のほかにも、お客さんが予約の手前で止まる場所はいくつかあります。
自分で順番に確かめられるように、チェックリストにまとめました。


