ホームページで集客できないとき 確かめる順番と任せる基準
集客しているのに、ホームページから予約が来ない。お店・教室のホームページ71件を押して記録した止まる場所は5つの型。確かめる順番と、自分で直すか任せるかの決め方をまとめました。

月末、予約の台帳を開いて、どこから入った予約かを数えてみる。
ホットペッパーから何件、電話で何件、Instagramのメッセージで何件。
ホームページから入った予約の欄だけ、書く数字がない。
アクセスの数を見ると、毎日だれかが開いてはいる。
開いた人は、いったいどこで帰っているんだろう。
自分のホームページのどこから見直すか、順番は決まっていますか?
この記事は、広告やSNS、Googleマップでお客さんは来ているのに、ホームページで集客できていないと感じているお店・教室の方に向けて書きました。
ホームページの中でお客さんが止まる場所を5つの型に分けて、確かめる順番と、自分で直すか任せるかの決め方までまとめています。
それぞれの型には、くわしく書いた記事へのリンクを置きました。
当てはまりそうな所から開いてみてくださいね。
ホームページで集客できないとき、先に見るのは「止まる場所」

ぼくはこの4週間ほどで71件、お店や教室のホームページをスマホで開いて、予約の手前まで押してきました。
1件につき、いちばん先に直したい止まる場所を1か所だけ記録しています。
整体院、パーソナルジム、美容室、エステ、工務店、習い事の教室。
どれも、広告やSNS、Googleマップで集客をしているお店。
始める前は、「デザインが古い」「見た目が弱い」が多いと思っていたんです。
でも、見た目の古さをいちばんに挙げた記録は、1件もありませんでした。
止まっていたのは、もっと手前。
押しても進まない、書いてあることが食い違う、そういう所。
ホームページで集客できないと、広告やSNSのほうを増やしたくなる。
でも、止まる場所が残ったままだと、増やした分のお客さんも同じ所で帰っていく。
考え方の土台は、ホームページから問い合わせ・購入が増えない人が、最初に確認すべき3つの導線にも書いています。
止まる場所は5つの型。件数で比べる

71件の止まる場所を、ぼくの分け方で並べるとこう。
型 | 件数 | 起きていたこと |
|---|---|---|
① 開けない・縮む | 2件 | ドメインの期限切れで開かない、スマホで全体が縮んで表示される |
② 押しても進まない | 38件 | リンク切れ、押せない電話番号、押した先が違うページ、メールの宛先の誤り |
③ 書いてあることが食い違う | 11件 | 料金・時間・定休日・住所・電話番号が、場所によって違う |
④ 止まって見える | 10件 | 古いお知らせ、終わったキャンペーン、ひな型の文字、途中で切れた文 |
⑤ いちばん強い申し出が埋もれている | 7件 | 体験・無料相談が、トップから見えない場所にしかない |
残りの3件は、検索結果に出るページの題が空だったり、サーバーの古い設定だったり。
お客さんの画面には出にくい種類のものでした。
半分以上が②。
②〜④を合わせると、71件のうち59件になります。
どれも、サイトを作り直さなくても直せる種類の止まり方。
足りなかったのは直す技術より、気づく順番のほうだったんです。
確かめる順番は、お客さんが通る順番

件数の多い順ではなく、お客さんがホームページを通る順に見ていきます。
手前で止まっていると、その先がどれだけ整っていても、見てもらえないから。
1. ホームページが開くか(①)
あるパーソナルジムのホームページ。
アドレスを開くと、「登録期限を超過した」という表示と、関係のない広告のリンクが並んでいました。
中身がどれだけ良くても、この画面で全部止まる。
確かめ方は、スマホとパソコンでホームページのアドレスをそのまま打って開くこと。
ドメインとサーバーの契約の期限も、管理画面かメールで1回見ておくと安心です。
2. ボタンを押して、先へ進めるか(②)
いちばん多い型。
ボタンは見えているので、作った側は「ある」と思ってしまうんですよね。
ある整体院では、スマホの画面の下に出続ける「お問い合わせはこちら」を押すと、アプリのダウンロードの画面が開きました。
問い合わせを書く欄は、その画面のどこにもない。
確かめ方は、予約・電話・LINE・メールのボタンを、押した先の画面まで見ること。
予約なら、日付を選ぶ画面が出るところまで進めます。
- 予約ボタンの先:予約ボタンを最後に自分で押したのはいつですか
- 電話番号:電話番号が押せないホームページ|電話リンクの確かめ方
3. 書いてあることが、どこでも同じか(③)
あるピラティスの教室のホームページ。
体験の時間が、同じトップページの中で2通りに書かれていました。
片方は説明の時間込み、という意図なのかもしれません。
でもお客さんには、どちらが本当かが分からない。
確かめ方は、料金・時間・定休日・住所・電話番号を、ページごとにメモへ書き出して並べること。
画像の中に書かれた文字も、忘れずに数に入れます。
4. 古いまま止まって見えないか(④)
ある整体院のホームページ。
トップのお知らせは、最近まで動いていました。
でもメニューの「感染症対策について」を開くと、密を避けるための完全予約制を案内するページが、そのまま残っていたんです。
毎日更新しているお店でも、1枚だけ時間が止まったページは残る。
お客さんは、どのページから入ってくるか選べません。
確かめ方は、メニューを全部開いて、年・季節・キャンペーンの言葉が入ったページを探すこと。
- 古いお知らせ:ホームページのお知らせが古いと、お店は閉まって見える
5. いちばん強い申し出が、最初に見えるか(⑤)
あるパーソナルトレーニングのサイト。
体験セッションの「今すぐ予約」と「無料カウンセリング受付中」が、メニューのお問い合わせのページにしかありませんでした。
トップにも、体験の料金を載せた料金のページにも、予約へのボタンやリンクが無い。
確かめ方は、トップの最初の画面と、料金のページのいちばん下に、体験・相談へのボタンがあるかを見ること。
- 広告から来た人の場合:広告を出しているのに予約が来ないとき、先に見る3か所
自分で直すか、任せるかを表で比べる

止まる場所が見つかったら、次に迷うのが「自分で直すか、だれかに頼むか」。
型ごとの目安を表にしました。
型 | 自分で直しやすいこと | 任せたほうが早いこと |
|---|---|---|
① 開けない・縮む | 契約の期限の確認と更新 | 期限が切れたあとの復旧、スマホで縮む表示の設定 |
② 押しても進まない | リンク先の貼り直し、電話番号・メールアドレスの打ち直し | 予約サービスとのつなぎ直し、全ページ共通の部分の直し |
③ 食い違う | 文字で書かれた料金・時間・住所をそろえる | 画像の中の文字の作り直し |
④ 止まって見える | 古いお知らせを下げる・外す、ひな型の文字を消す | 消し方が分からないページ、制作会社の仕組みで作られたページ |
⑤ 埋もれている | トップに1行とボタンを足す | 最初の画面の組み直し |
表を見比べると、型の違いより「管理画面に入れるか」で分かれる所が多い。
電話番号を1文字打ち直すだけでも、ログインできなければ手が止まります。
自分で直すなら、5つの型を順番に見られる無料のチェックリストを手元に置くと、見落としが減ります。
伸び悩んだときの見直し方は、サイトが伸びない人が最初に見直す場所にも書きました。
任せるなら、直してほしい場所を1か所ずつ、画面と一緒に渡すと話が早い。
渡し方はホームページの修正をしてくれないとき、最初に渡すものにまとめています。
直すか頼むかは、3つの質問で分かれる

表を見ても決めきれないときは、次の3つに「はい」か「いいえ」で答えてみてください。
- ホームページの管理画面に、今日ログインできる?
- 直す場所を「どのページの、どのボタン(どの文字)」と1行で言える?
- 直す場所は、そのページだけ?(全ページに出る部分ではない?)
3つとも「はい」なら、自分で直せることが多い。
表の左の列から、手を付けてみてくださいね。
1つ目が「いいえ」なら、直すより先に、ログインの情報をだれが持っているかを確かめるところから。
制作会社や知り合いに作ってもらったサイトだと、ログインの情報がお店の手元にないこともあります。
2つ目が「いいえ」なら、まだ止まる場所そのものが見つかっていない段階。
この記事の5つの順番で、1か所目を探すのが先です。
3つ目が「いいえ」なら、全ページの作りに関わる直し。
1か所を直したつもりで別のページを崩さないよう、任せる側に寄せたほうが安心です。
止まる場所を1行で言えないまま、時間だけ過ぎているときは、ぼくがお客さんの順番でホームページを押して、止まる場所と直す順番を整理します。


