エックスサーバーとConoHa WING、結局どっちにすればいいんだろう…料金プランを見ても、機能を見ても、正直あまり差が見えないんだけど…
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
こんにちは、ろにぃです。
今回は【初心者向け】WordPress用レンタルサーバーおすすめランキングの中でも特に人気なレンタルサーバー、エックスサーバーとConoHa WINGを徹底比較してみました。
ろにぃ
SNSすらロクに触ったことない状態からサイト作成を始めてみたけど、
WordPress1日で挫折
⇒1ヶ月かけてWixサイト1つ完成
⇒3ヶ月間PV数0~2件/1日
エラー多発でクレーム連発の超初心者から↓
- サイト制作歴10年以上
- 情報発信を機に大企業へ転職
- 月収100万越えサイトを作成、運営
- 運営サイトRonilogにて、初心者向けに世界一やさしくわかりやすくWeb制作、SEO、ライティングについて発信
- 3日で100記事ブログを生産した経験を元に、noteでは【初心者がAIを使って15分で1記事完成させる】をテーマにAIブログ作成術を発信
ぼくはこれまで7つのレンタルサーバーを契約し、現在ではエックスサーバーとConoHa WINGの両方で2つずつ、合計4つのサイトを運営しています。
最初は「エックスサーバー一択」と思っていたんですが、実は両方のサーバーには意外な「得意分野」があり使い分けています。
この記事では、長年の運用経験から見えてきた、カタログスペックには載っていない「決定的な違い」をお伝えします。
- 表示速度の「本当の差」(実測データあり)
- サポートの質の違い(驚くべき対応の差)
- あなたの用途に「本当に」合っているのはどっち?
- 意外と知られていない「賢い使い分け方」
実は先日、あるクライアントから「サーバー選びで悩んでいる」という相談を受けました。
その時の回答がきっかけで「これは記事にしなきゃ」と思ったんです。
なぜなら、ネット上の情報の多くが、実際に両方ガッツリ使い込んだ経験のない人による「スペック比較」だけだったから。
これから5分ほど、あなたのサーバー選びにお付き合いさせてください!
きっと最後には「あ、これなら決められる!」と思っていただけるはずです。
では、さっそく見ていきましょう!
エックスサーバーとConoHa WINGの基本情報
スペックと料金を並べただけの比較なら、正直ネットに溢れてますよね?
ぼくも最初は、単純に比較表をみて、
あれっ?
ConoHa WINGっていいんじゃない!?
と思ったんです。
でも、実際に使ってみると、カタログスペックでは見えない違いがたくさんありました。
その違いを説明する前に、まずは基本的な情報をおさらいしておきましょう。
運営会社と歴史
エックスサーバー | ConoHa WING | |
---|---|---|
運営 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネットグループ |
サービス開始 | 2003年 | 2018年 |
特徴 | 国内シェアNO.1 | 最新技術の積極採用 |
強み | 安定性とサポート体制 | 高性能と柔軟な料金体系 |
え?
ConoHa WINGってそんなに新しいサービスなの?
そう思った方もいるかもしれません。
でも、むしろここに重要なポイントが隠されているんです。後ほど詳しくお話しします。
基本スペックの比較
正直に言いますが、基本スペックを比べても「どっちがいい?」という答えは出ません。
なぜなら…
エックスサーバー | ConoHa WING | |
---|---|---|
プラン名 | スタンダード | ベーシック |
ディスク容量 | 500GB | 300GB |
CPU | 6コア | 6コア |
メモリ | 8GB | 8GB |
転送量 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
独自SSL | 無料 | 無料 |
見ての通り、基本的なスペックはほぼ同じなんです。しいて言うならエックスサーバーの容量はConoHa WINGの最上位プラン同等という点くらい。
それだけで決定打にはできない。なぜなら容量いっぱい使い切る人は限られるから。
じゃあ、料金で選べばいいのでは?
そう思いますね。では、2024年の最新料金を見てみましょう。
2024年の料金プラン比較
エックスサーバー | ConoHa WING | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
1ヶ月契約 | 1,320円 | 1,452円 |
12ヶ月契約 | 1,100円/月 | 1,089円/月 |
36ヶ月契約 | 990円/月 | 968円/月 |
※各サービスキャンペーンにより金額が異なるのでご注意ください
うーん、料金もそこまで大きな差はないような…
ええ、その通りです。
でも、ここからが本題。
実は、同じスペックや似たような料金でも、実際の運用では「天と地ほどの差」が出ることがあるんです。
その決定的な違いについて、次のセクションで詳しくお話ししていきます。
実際の運用で見えた5つの違い
スペックも料金も大差ない。
そう思って、適当に選んでしまうと、あとで後悔することになりかねません。
実は、公式サイトには載っていない「現場レベル」での違いこそが、サーバー選びの決め手になるんです。
1.サイトの表示速度(実測値とユーザー体験)
表示速度なら両方とも十分速いんでしょ?
そう思いますよね。ぼくも最初はそう思っていました。
でも、実際に測ってみると、意外な差が見えてきたんです。
- WordPress最新版
- 同一テーマ(SWELL)
- トップページ1枚のみのランディングページ
- 画像を34枚使用
- 表を6つ挿入
- FAQ、問い合わせフォームあり
- プラグイン7個
デスクトップ表示を比較
スマホ表示を比較
一見わずかな差に見えますが、特にスマホでの表示速度は体感できるレベルの差がありました。
これは恐らく、エックスサーバーの方が長年の運用で最適化のノウハウを積み重ねているからでしょう。
2.管理画面の使い勝手
ここで面白い違いが出てきます。
コントロールパネルで比較しました。
エックスサーバーのコントロールパネル
エックスサーバーは少し古臭く、一目で全ての項目が確認できるデザイン。
情報量が多く見えるんですが、必要な情報がすぐみつかる。
最新バージョンではデザインの切り替えも可能
スッキリしましたね!
ConoHa WINGのコントロールパネル
シンプルにまとまっていてスタイリッシュなデザイン。
しかし、慣れないとどこに何があるかさっぱりわからない(慣れても一苦労)
え?見た目が良い方が使いやすいんじゃないの?
実は、これが大きな誤解なんです。
ぼくが困ったのはドメインの自動更新をストップしようと思った時。
エックスサーバーはすぐに見つかるんですが、ConoHa WINGはホントどこにあるのかわからない。
このままじゃ使ってないドメインの更新料、請求されちゃうじゃん!
と、イライラしながら数分間、画面をさまよいましたよ。
3.サポート対応の質
これは本当に大きな違いを感じた部分です。
エックスサーバー | のサポートConoHa WINGのサポート |
---|---|
24時間365日対応 初回返信早い 的確な回答が返ってくる 技術的な質問にも詳しく教えてくれる | 24時間365日対応 返信時間にバラツキあり マニュアル的な回答が多い 「公式マニュアルをご覧ください」で終わることも |
実際にあった例を紹介します。
エックスサーバーのサポート対応実体験
初めて不正なアクセスによる制限を受けたときのこと。
どんな対応をすればよいのか、事細かに連絡してくれたんです。
その後も何度も質問しましたが、その都度、テンプレではない丁寧な即レス、とても助かりました。
まさに神対応、あの時ぼくはエックスサーバーを使い続けようと思ったんです。
少しの価格やスペック差より対応。
さすが国内シェアNO.1だと感じた出来事でした!
ConoHa WINGのサポート対応実体験
ConoHa WINGの申込みをした直後、契約内容のことでメール問い合わせをした際、
「こちらのサポートページをご覧ください」
と結構冷ための返信でした。
「サービス維持調整費の請求に関しては丁寧な案内をするのに、温度感違いすぎ」
と感じてしまった対応でした。
それ以来、問い合わせをするようなことも特にないので、現在がどうかはわかりませんが。
4.契約プランの種類
エックスサーバー | ConoHa WING | |
---|---|---|
スタンダード(3ヶ月〜) 1,320円 | ベーシック 1,452円(2.4円/時) | WINGパックベーシック(3ヶ月〜) 1,331円/月 |
プレミアム(3ヶ月〜) 2,640円 | スタンダード 2,904円(4.8円/時) | WINGパックスタンダード(3ヶ月〜) 2,783円/月 |
ビジネス(3ヶ月〜) 5,280円 | プレミアム 5,808円(9.7円/時) | WINGパックプレミアム(3ヶ月〜) 5,566円/月 |
10日間のお試し体験あり | お試し体験なし |
両サーバーとも3つのプランがありますが、ConoHa WINGには、
- 1時間単位
- 1ヶ月単位
- 3ヶ月〜
と細かい設定があります。
一方、エックスサーバーには10日間の無料お試し体験があるけど、ConoHa WINGはなし。
そのかわり、ConoHa WINGには時間単位の課金制度があるので、僅かな負担で使用感を確認して、合わなければ解約することができます。
捉え方次第ですが、
ConoHa WINGはお試しにも課金させるの?
なんてセコい!
と思う人はいるかもしれませんね。
5.WordPress導入のしやすさ
どちらにも「WordPress簡単インストール」があるので、操作面で違いはほぼありません。その他で比較すると、
エックスサーバー | ConoHa WING |
---|---|
無料お試しが可能 障害対応の経験値(長年運営の実績) 情報が充実している | 新しい技術の導入に積極的 |
安心感でエックスサーバー、期待感でConoHa WINGといったところでしょうか。
エックスサーバーはユーザーコミュニティが活発
公式サポートだけでなく、ユーザー同士で助けてもらうこともできる。
「誰かに相談できる」
という点はまさに安心感ですよね!
ConoHa WINGは新しい技術導入に積極的
ConoHa WINGには、
- Blog Creator
- AI Canvas
といったブログ運営のためのAIツールを、安く使えるサービスがあります。
この取り組みは非常に面白いし、最先端だと感じたのですぐに使ってみました。
しかし、実際に使ってみた感想は、
使いにくい・・・もっといいものが無料で使えるじゃん。
とガッカリ。
結局、ConoHa WINGでAIを使うよりも、AI特化の企業のサービスを使った方が断然、質も効率も良かったので即解約してしまいました。
AIを導入した高品質なブログ作成については、ぼくのnoteで詳しく紹介しているので、ご覧ください。
で?結局どっちを選べばいいの?
そうですよね。ここからが本題です。
次のセクションでは、具体的な用途別におすすめのサーバーをご紹介していきます。
エックスサーバー VS ConoHa WING 用途別のおすすめ
ここまでの内容を整理すると、以下のような選び方がベストだと考えています。
複数サイトを運営する、予算はあまり気にしない方は、ぜひ両方使ってください。
理由はリスクの分散です。
サーバーにデータを預けていて、トラブルによってデータが飛んでしまう可能性はゼロではありません。
実際、他社では過去に一部データを損失してしまった事例があります。
そんなときのために、全データを1つのサーバーに預けず分散する。
こんな意味もあってぼくはエックスサーバーとConoHa WING、両方のサーバーを使い続けています(予算は気にしていますがw)
これがぼくが出した結論です!
サーバー契約時の注意点
どちらを選ぶにしても押さえておきたいポイントをお伝えします。
契約前の確認事項
- キャンペーン内容の確認
- 契約期間の確認
- 独自ドメインの確認
キャンペーン内容の確認
レンタルサーバーは契約時のキャンペーンを頻繁に行っています。
キャンペーンをうまく利用することで、費用を大幅に削減できます。
中には実質月額133円〜利用できるようなキャンペーンまであり。
▶ 【133円で使える!?】エックスサーバーのキャンペーン・割引情報【2024年最新版】
知らずに契約すると損をしてしまうので、必ずチェックしておいてください!
契約期間の確認
お得なキャンペーンは契約期間によって異なるケースが多い。
うっかりキャンペーン対象外の契約をしてしまうと、高くつくこともあります。
何ヶ月契約からお得になるのか、必ず確認してくださいね!
独自ドメインの確認
サーバーによって独自ドメインが無料で取得できます。
中には永久無料なんてサービスもあり。
ぼくは初めてドメインを取得するとき、ミスって永久にドメイン費用を払い続けることになったので気をつけてください!
せっかくなら無料で使いましょう!
トータルコストの確認
- WordPressテーマ
- ドメイン更新料
- SSL証明書
- 外部バックアップ
WordPressテーマ
WordPressサイト立ち上げにはテーマが必要になります。
無料で使えるものもありますが、有料テーマの方が、
- 機能が豊富
- SEO対策に強い
などのメリットがあります。
レンタルサーバーによって提携テーマ割引もあります。
おすすめは当サイトでも使用しているSWELLとWordPressが開発したWRITE
予算に入れておいてください!
▶ 【SWELL 評判の真相】人気No.1 WordPressテーマを徹底解剖
▶ XWRITE の評判を徹底検証!初心者にこそおすすめな3つのポイント
ドメイン更新料
ドメインは永久無料で契約していない場合、毎年更新料が発生します。
ドメイン名 | 取得 | 更新 |
---|---|---|
.com | 1円 | 1,602円 |
.net | 1円 | 1,878円 |
(ローマ字).jp | 350円 | 3,102円 |
.co.jp | 4,136円 | 4,136円 |
.blog | 1円 | 3,820円 |
.site | 99円 | 4,908円 |
.online | 108円 | 5,498円 |
サーバーとドメインサービスが別々になる場合、更新料も確認しておきましょう。
SSL証明書
セキュリティ上、もはや必須のSSL証明書ですが、サーバーによって無料サービスがあれば、有料オプションとなることもあります。
月額数千円のオプションとなるケースもあるので確認しておきましょう!
外部バックアップ
バックアップはサーバー以外にも取っておくことをおすすめします。
ぼくはクライアントの大切なデータも扱うので、
- サーバー
- 外付けSSD
- クラウドバックアップ
を利用しています。
始めのうちは不要ですが、データが多くなると消えた時のダメージも大きいので、いずれ必要になると覚えておいてください!
サーバー選びに失敗しないための具体的なアドバイス
- まずは最小プランから始める
- テスト環境で十分検証する
- サポートへの質問は遠慮しない
まずは最小プランから始める
レンタルサーバーは長期契約をすれば費用を抑えられます。
しかし、中途解約はできない。途中でサイトを他サーバーに移行しようとすると返金されないんです。
じゃあ初めてのサーバーはどのくらいの期間で契約すればいいの?
と迷いますよね?
おすすめは12ヶ月。理由は、
- サイトを立ち上げてすぐには結果はでない
- 契約期間が短すぎると割引対象外となり、割高になる
アクセス数が増えないのはサーバーのせいなのでは?
新しいサーバーの方がいいのでは?
みたいな余計なことは考えずにまずは12ヶ月運営してみる。
その決意も含めて、12ヶ月契約からスタートしてみてください!
テスト環境で十分検証する
もしあなたがすでにサイトを持っていて、サーバーの移転を考えているのであれば、現サイトを複製してテスト環境で不具合がないか確認をしてください。
プラグイン、セキュリティも全て本番環境同様にして検証をすることで、リスクを大幅に軽減できます。
予期せぬエラーや不具合が100%ないとは言い切れない。
必ずテストを実施しましょう!
サポートへの質問は遠慮しない
サイト運営をしていてわからないことがあると、
こんな質問して嫌がられないかなぁ・・・
と気にしてしまうんですよね。
でも気にすることはありません。サポートを利用することは、契約者の権利です。
ただし、自分で調べずに全て質問するのはあなたのためになりません。
調べてもわからないことは遠慮なく質問しましょう!
よくある質問と回答
ここでは、読者の方からよく寄せられる質問にお答えしていきます。
さいごに
エックスサーバーとConoHa WING、結局どっちがいいの?
今回はこの問いにお答えさせて頂きました。
結局のところ、あなたの目的次第なんです。
ただし、初心者の方や、これから本格的にサイト運営を始める方には、迷わずエックスサーバーをおすすめします。
なぜなら、「失敗しにくい」から。
国内シェアNO.1にはやはり理由があります。ぼくもこれからもずっとエックスサーバーは使い続けるつもりです。
ぜひエックスサーバーで快適なサイト運営を始めてみてください!
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