SEO対策をする上で、WELQ騒動は絶対に知っておかなきゃいけないって聞いたんだけど、WELQ騒動について詳しく教えて!
こんな疑問におこたえします。
こんにちはろにぃです。サイト制作を始めてから10年
・月収100万円のサイトを作成、運営
・クライアントのサイトの作成、編集、管理
・SEO相談
などの経験を活かして、サイト制作やSEOについて情報発信をしております。
今回はSEOを学ぶ上で避けられないWELQ騒動について触れてみたいと思います。
WELQ騒動は、
- 大企業のブラック体質による被害がニュースとなり、コンプライアンスが重視されるようになった
- コロナの流行によりオンライン会議や在宅勤務が当たり前になった
これらと同等の影響をWeb業界に与えるような大事件でした。
今後SEO対策に取り組む上で重要な本質的な話になるので、WELQ騒動ってなんとなく聞いたことあるけど詳しく知らないという方はぜひご覧ください!
いつもとは違った感じの表現で書き殴っておりますので、不快に感じられた方はそっとページを閉じることをおすすめします。
一応最後まで我慢して読んで頂いた方には、貴重な時間を奪ってしまったお詫びの気持ちを込めて、役に立つであろう情報を残させていただきますのでお許しください。
※本記事にはプロモーションが含まれます
WELQとは
WELQとは「ココロとカラダの教科書」として株式会社DeNAが運営していた「医療系情報サイト」です。サイトは今でも残されており、見ての通り謝罪文とサービス終了のお知らせが掲載されています。
- 病気
- 治療法
- 健康食品
などの膨大な数の情報が掲載されており、サイトには3万5千記事があげられていたと言われています。ぼくが1記事アップするのに平均3日かけていますので、この執筆ペースだと、
3日×3万5千記事=10万5千日
3,4回生き返らないと完成しないボリューム。
これだけの情報を発信しているサイトのため、病気を検索すればとりあえずWELQの記事が上位表示されるというくらい、Googleに評価されていたんです。
WELQが起こした騒動
この巨大サイトが起こした騒動は、ブラックジャックもビックリのとんでもないインチキだったんです。
WELQの記事は闇医者どころか医療知識が全くない素人が書いた記事でした。運営会社から文字数とキーワードだけを指定され、あとは適当に書いたものだったんです。
もっとも有名なインチキ記事が、
という、ぼくが子どもの質問攻めにうんざりした時ですら使わないようなやる気のない返答。こんなものが肩こりの原因をググった結果、上位表示されていたというわけです。
なぜこんなことが起こったのか?それは当時のGoogleのアルゴリズムの問題。
当時Googleはサイトの情報量と、記事のキーワード出現頻度を評価していたんです。そのGoogle攻略法としてDeNAが編み出したのが、
クラウドソーシングサイトでライターを多数雇い、大量の記事をWELQにアップする
という手法だったわけです。
ぼくもクラウドソーシングサイトでライターをやったことがあります。1度だけ知識や専門性なんて1ミリもいらない、ひたすら記事数を稼ぐためのような記事作成の依頼を受けてしまい、すぐにやめた経験があります。
今思えばライティングスキルにもならないWELQに似たようなクソ案件。それでも数千円になりました。報酬を頂いたくせに今日は口が悪くてすみません。
結果的に2016年ごろ、「WELQの記事内容っておかしくない?」というツイートなどでの指摘が増え、DeNAは医療監修のないインチキ記事だと認めました。
そしてWELQは閉鎖され、のちのSEOに大きな影響を与えたというわけです。
WELQ騒動後のYMYL
WELQ騒動のあと、YMYLジャンルにおいてはGoogle検索で上位表示されることが難しくなりました。
YMYLとは
「Your Money Your Life」の略。人の健康や経済などに影響を与える可能性があるジャンルのことです。
- ニュースと時事問題
- 市民の権利、政府、法律
- 金融情報
- ショッピング
- 健康と安全
- 人種、宗教など人々のグループ
- その他生活の大きな決定や重要な局面に関連するトピック
これらは特別な分野としてGoogleの品質評価ガイドライン「2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Topics」に示されているんです。
WELQが与えたYMYLへの影響
昔から影響力のあるガセネタはありましたよね。
- 初代マリオでゴールのポールを飛び越えると別世界にワープする
- ドラクエでⅡコンを使うとつうこんの一撃を使える
とか、何度やっても絶対ムリなやつ。なのに「できた!」というヤツが周りに数名いる・・・。信じて必死にチャレンジした純粋な少年たちからしてみれば悪質なデマでしたが可愛いもの。
WELQが発信してしまったガセネタは人の命や生活に大きな影響を与えるYMYLジャンル。マリオやドラクエどころではありませんでした。
これをGoogleが認めて上位表示してしまったため大問題となり、WELQ騒動後Googleはアップデートを行い、YMYLジャンルは特にいい加減な記事は検索結果に表示すらしないようにしたんです。
WELQ騒動がきっかけでググった時に表示される内容が大きく変わった。結構な大問題じゃないですか?
WELQ騒動後のE-A-T
WELQ騒動後、Google検索で上位表示されるためには特にE-A-T(イーエーティ)が大事だと言われるようになりました。そのE-A-Tについて掘り下げてみます。
E-A-Tとは
E-A-Tとは、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の頭文字をとったものです。
Expertise(専門性)
あれやこれやつまみ食いをしている人より、1点集中でその道を極めている人の言うことの方が信用できるよねということです。
例えば、
- どこの誰だか知らない素人が発信している日記ブログで紹介されたラーメン屋
- 年間350杯ラーメンを食べるラーメン職人がおすすめする都内NO.1のラーメン屋
だったら後者の方が興味が湧きません?どう見ても専門家ですもんね。こんな人が発信した記事や、作成したコンテンツは上位表示される可能性が高くなるというわけです。
Authoritativeness(権威性)
専門家や上司の言うことは説得力を感じ、影響を受けやすくなりますよね?これが権威性の効果です。
Web上で言えば何か実績があったり、多くの人に認められて色んなところで紹介されている人やサイトの情報は、Googleも有益な情報だと判断しやすいんです。
Trustworthiness(信頼性)
- サイトのセキュリティは大丈夫か?
- 運営者情報、プライバシーポリシーなどが明確に記載されているか?
など信用できるサイト・発信者かも見られます。ユーザーが安心して見れるサイトにしておかなければなりません。
現在はE-E-A-Tが求められている
Googleは2022年12月15日に品質評価ガイドラインにて、検索結果の評価改善のためにE-A-Tに更にE(Experience=経験)を加えると発表しました。
これにより情報発信者の実体験が求められるようになったんです。都内NO.1のラーメン屋の住所、営業時間だけが記載されたサイトより、
- 開店15分前に行ったら、すでに店から壁に沿って30人程並んでいた
- 注文時に二郎系の呪文を唱えていて困ったが、よくみたらメニューの裏に頼み方が書いてあった
- 大盛りは絶対にやめた方がいい
などの情報が実際の店舗や料理の画像と一緒にあると、情報としての価値がありますよね。読者もバカではないので、実際に利用していないレビューは見抜きます。
もはや実体験のないレビューは、見てもらうチャンスすらないというわけです。
E-E-A-T対策としてやるべきこと
ここからが重要なポイントです!
最後にぼくがWELQ騒動を教訓として、このサイト「RONILOG」でE-E-A-T対策としてどんなことをしているかを紹介します。
あなたのサイト作りにぜひ役立ててください!
RONILOGのExperience=経験
発信内容はぼくの経験を元にリアルな実体験をお伝えしています。例えば以下の記事では実際に複数のサーバーを契約し、使い比べてみてレビュー記事を作成しました。
▶️ 【初心者向け】WordPress用レンタルサーバーおすすめランキング
WordPressテーマのSWELLについては他のテーマも使ってみた上で一番良かったこと、しかも比較だけでなくその後10サイト以上SWELLで作成してからおすすめしています。
▶️ 【口コミと評判】SWELLで10サイト作った感想と評価を公開します
それなりに説得力ありませんか?体験してから発信するだけなので誰にでも真似できることですよね!
RONILOGのExpertise=専門性
以前、このRONILOGは何でもかんでも発信していた雑記ブログでした。どうでもいいぼくの趣味についてまで発信した黒歴史があります。はずかしい・・・。
現在は余計な記事は削除し「自分でホームページを作る人のためのお役立ちサイト」というコンセプトで発信しています。
もう余計な発信はしません!
RONILOGのAuthoritativeness=権威性
- サイト制作歴10年以上
- 月収100万円を生み出したサイトを作成、運営した経験
- クライアントワークとしてのサイト作成、編集、管理、SEOコンサル
このあたりは権威性として目につくように表示しています。この他にもSEO検定を持っているとかあるんですが、SEO検定は本名を晒さないと被リンクがもらえないと後から聞き、
「費やした勉強時間と東京国際フォーラムに行くだけで終わった休日を返して〜」
と泣きながら、有楽町で牛丼を食べて帰った過去を思い出したくないので公表してません。
もしかすると、
そんな実績何にもないよ〜
と悩むかもしれません。でも大丈夫!
- 1社に◯年勤めた
- 自分で WordPressサイトを作った
- 自作サイトを1ヶ月間運用した
これだって立派な実績ですよ!99%の人は学ばないし行動しないんだから、これまであなたがやってきたことで誇れるものが必ずあるはずです。自信を持ってあなたの実績を発信してください!
RONILOGのTrustworthiness(信頼性)
本名は訳あって公表していませんが、
- 運営者情報
- セキュリティ対策
- プライバシーポリシー
これらは真っ先に手をつけました。やはり信用は大事ですからね。
以上ぼくがE-E-A-T対策として行っていることです。使えそうなことがありましたらぜひパクってください。
まとめ
今回はWELQ騒動とその影響について紹介してきました。
何事も完璧はないのでこういった出来事を繰り返してルールが整備され、より安心して利用できるようになるんですよね。
「読者目線で読者のために役立つ情報を発信する」
この本質からは外れないよう、今後も情報発信を続けていきたいと思いますので、懲りずに時々のぞきにきてもらえると泣いて喜びます!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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